僕たちの高校はマラソン大会があって、男子はけっこう長い距離を走らないといけないんです。
それで、僕って文化部で特に運動もしてないんで「このままいくと、完走できないな…」と思って、冬休みが始まったころからジョギングを始めたんです。
歩行者と自転車に乗っている人が走る用に川に沿って道があるんですけど、そこを走っているんです。
で、今日はけっこう早く走れたんですよ。なぜだか、分からないんですけど。
まあ、「なんか、今日は早く走れるな?」なんて思って走っていると中学生らしき男の子がマウンテンバイクみたいなのに乗って僕を追い越して行ったんです。
その子が僕の少し前を走っていると、理由は分からないんですが、自転車が急に止まって、その子が前に飛び出して地面に落ちて、次にその子の上に自転車が乗っかったんです。
「え゛ー!」と思って「大丈夫?」と言うとその子は首を立てに振ったんですが、その顔を見た瞬間「あの人や」と思ったんです。
そう、その人は僕の高校の隣のクラスの野球部の人でした。僕は全く話したことはなかったんですが、僕はいつもはかけていないメガネをかけてるし、あんまりカッコよくないジャージを着ていたので、僕はそのまま走り出してしまいました。
僕が思っている人だったかさだかではありませんし、そうであっても自転車を持ってあげることもできなかった僕は、小さい人間だなと思います。
ホントに。
それに、冬休みの宿題終わってないし。
関係ないか…..。