SLIK スプリントCL(三脚)レビュー
SLIK(スリック)のスプリントCLという三脚を買ったので、レビューを書きたいと思います。
まずは基本的なスペックから。
- メーカ:SLIK
- 製品名:スプリントCL
- 持ち運び時の長さ:47[cm]
- 重量:870[g]
- 最低高:164[mm]
- 最大高(エレベータは下げた状態):1,309[mm]
- 雲台:自由雲台
- キャリーバッグ付
- 公式サイト
コンパクトデジタルカメラ(SONY Cyber-shot DSC-HX5V)で動画撮影するために、ある程度低い位置まで下げることができる三脚を探してこれを買いました。価格.comの一番安いところで、4,900円でした。初めて三脚を買ったので他の製品と比較はしていませんし、不十分な説明があるかもしれませんがご了承下さい。
はじめに
ブラックでまとめられたこの三脚からは、値段(4,900円)以上の高級感が得られます。脚の伸縮及び開閉角度が3段階に調節可能でエレベータを取り外すこともでき、現実的に使用しない状態はあるものの、低位置の被写体を接写することから、立った状態での撮影も可能でありいろいろな撮影を行うことができます。また、脚をたたむと47[cm]、870[g]と軽く簡易的な袋(キャリーバッグ)もついているので、持ち運ぶ際もさほど困りません。
三脚の高さについて
まずは、今回の購入目的の「低位置にある被写体の撮影」について詳しく書きたいと思います。右上の写真は、脚を伸ばさず、開く角度も最小にした状態ですが雲台まで約45[cm]の高さがあります。脚を開く角度は3段階に調節できるため、ここから脚を開く角度を大きくすれば雲台までの高さを低くすることができそうですが、実際にはエレベータがあるため、ほとんど高さは変わりません。よって、これ以上高さを低くするにはエレベータを取り外して、脚を最大限に開くことが必要です。エレベータの筒はネジのように回すことで取り外すことが可能です。
エレベータを取り外し、脚を最大限に開いて雲台の高さを最も低くした状態が左の写真です。床から雲台までの高さは16[cm]ととても低くなります。実際に見てみると「ここまで低くならなくてもよかったかな」と思ったんですが、まあ撮影範囲が増えたということで。
次は脚を最大限に伸ばした状態について。高さは、エレベータを伸ばさない状態で1,309[mm]、伸ばした状態で約1,620[mm]になります。(脚を開く角度は最小)3段目の脚は結構細いですが、フローリングの床においた状態でそれなりに安定しています。撮影には困りませんが、三脚自体の重量(860[g])も軽いこともあってとても安定しているというわけではないです。しかし、脚の伸縮はレバー1つで操作可能なのでこの点は良いと思います。
雲台について
雲台は自由雲台SBH-100BKが付属しています。レバー(というかつまみ)1つで調節可能で、きちんと固定できますが、水準器はついていないので角度は自分で調整する必要があります。また、クイックシューもついていませんが、カメラと接する部分がコルクになっているので密着させてきちんと固定できます。雲台は交換可能なので、気になる方は他のものと変えることも可能です。
その他
買ってから説明書を読むと右のようにしてエレベータを下側につけることで、書籍や紙を撮影することができると書いてありました。まあ、僕はスキャナを使いますが・・・。あと、製品の外箱とキャリーバックを載せておきます。
最後に
初めて買った三脚でしたが満足できました。購入価格は4,900円でしたが、希望小売価格(税別)が12,800円ということで性能や機能はコンデジを使って撮影する上では十分だと思います。けっこうしっかりしていますし、ローアングルでの撮影も可能ですので満足できました。自由雲台なのでしょうがない部分もありますが水平を出すために微妙な調整が必要だったり、脚を最長に伸ばした状態では安定性には少し不安がありますが、価格相応ですかね。