シンプルなCMS“SilverStripe”
最近、あることをまとめたWebサイトを公開しようと思ったのですが、ブログに慣れてしまってHTML,CSSコードを書くのが面倒になってしまったので、使いやすそうなCMSを探していると“SilverStripe”をみつけました。
CMSとはHTMLやCSS等の知識がなくても、Webサイトを作成、管理することができるシステムのことです。
外観
適当な文章を書いて画像を貼り付けてみたのが右の画像です。デフォルトでインストールされているテーマを使っていますが、けっこうクールです。
デフォルトのテーマはシンプルですが、公式サイトで公開されているテーマや、SilverStripeを使ったサイトを見てみると、使い方によっていろいろなデザインを使うことができることが分かります。
特徴
SilverStripeの特徴としては次のものが挙げられます。
- 編集画面にはWYSIWYGを、管理画面にはAjax等を使用してCMSの更新を行いやすくしている。
- 新たな機能を追加するモジュール、サイトのデザインを変えるテーマ、サイドバーを強力にするウィジェットを使用することが可能。
- “Sapphire”というPHPフレームワークを使用している。
実際に使ってみて
SilverStripeをインストールした後表示される管理画面は右にページの編集画面、左にページ一覧が表示されます。
編集画面は上部にB,I,U(太字、斜体、下線)などのボタンが並び、これらのアイコンの下には文章を入力するエリアがあります。WYSIWYGエディタを採用しているので、HTMLコードを入力する必要もありませんし、独自のコードを覚える必要もありません。
また、画像の挿入もアップローダーを使うことができますし、ページの作成・削除、URLを変更することも可能です。
左に表示されるページの一覧(サイトの内容と構造)は、サイトに存在するページをツリー形式で直感的に管理できます。タイトルの色によって、新規に作成されたページ、一般には公開されていないページ等を見分けることも可能です。そして、ページやファイルが見つからないときに表示される404エラーページも表示され、編集画面で内容を変更することもできます。
また、下部に隠れている「ページ変更履歴」では、ページをいつ、誰が編集したのか、そしてその内容を見たり、比較したりすることが可能です。
※私の環境では、Google Chromeにおいて管理画面にログインしても編集などを行うことができませんでした。ただし、サイトを閲覧することはできました。
高機能なCMSと比較して、機能の少なさや、動作の面で劣る部分はありますが、例えばページ数の少ないサイトを作成する場合など、難しい機能を覚える時間があるならば、コンテンツ(文章)の作成に力を入れたい!というときには、SilverStripeを使ってみてはどうでしょうか。管理画面は日本語化されていますし、検索にも日本語を使うことができますので、ぜひ検討してみてください。
関連リンク
- SilverStripe.org(SilverStripe本体、モジュール、テーマ、ウィジェットの入手やフォーラムはこちらから)
- SilverStripe.com
- インストール方法(公式ドキュメント、英語)
- MOONGIFT : クールな管理画面を持つCMS「SilverStripe」
インストール方法や、使い方については、また今後まとめたいと思います。
追記
SilverStripeをXREA+にインストールする方法を書きましたので、よろしければご覧下さい。